Interview社員インタビュー

大阪府立大学大学院 工学域 物質科学系学類 マテリアル工学課程 卒

2011年4月入社

大阪府立大学大学院 工学域
物質科学系学類
マテリアル工学課程 卒

職種研究

理想の材料を求めて

研究部門に所属し、分子シミュレーションを活用して材料の開発をしています。
開発のスタートは、必要な特性をもつ候補材料をピックアップすることです。しかし候補材料が20種あった場合、その全てについて実験により検証を行うと時間がかかりすぎてしまいます。そのため、あらかじめシミュレーションにより多くの候補材料の中から特に期待できる材料を数種に絞り込み、開発を効率化しています。
また、事業部の製品を材料面から改良することにも取り組んでいます。高電圧の製品が多いため、電気材料の絶縁性能を上げるための検証を行っています。

シミュレーションの先の成果

ミクロな化学現象は実際に目で見えませんが、シミュレーション上では分子の振動している様子や吸着現象などの分子のふるまいを見ることができるのが面白いところです。
実際にできあがった材料の分子構造は、スペクトル分析により確認します。構造を仮定したシミュレーションスペクトルと実物のスペクトルを突き合わせながら、構造の推定を進めていくところに探求の面白さを感じています。
仕事はチームで取り組んでおり、他のメンバーが私のシミュレーションの結果を信じて実験に取り組んでくれるのでありがたいと思っています。

自分の持つ知識を活かす

自分の持つ知識を活かす

大学で日新電機の説明を聞く機会があり、雰囲気が良かったのが印象的でした。重電機器も材料が重要という話を聞き、自分の知識を活かせると思い入社を決めました。

学ぶことを楽しむ

休日は京都にある老舗の手摺り木版画のお店で開かれている木版画教室に通っています。
教室では季節に合わせた図柄を彫って、身の周りのものを作ります。木版画は絵の具の明るさや濃淡の微妙な違いで刷り上がったときの印象が大きく変わります。色の種類や名前など、いろんなことを教えていただけるので毎回楽しみにしています。

就活生へのアドバイス

就活生へのアドバイス

自分の専門分野とぴったり重なる会社も良いですが、元々の専門とは異なる分野で専門家として活躍するという道もあります。どこにでも道はあるので、専門にこだわる必要は無いと思います。
興味が湧いた方は是非、日新電機を選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。

※本インタビュー記事は取材当時のものです。

一覧に戻る