2010年4月入社
高知工業高等専門学校専攻科
機械・電気工学専攻 卒
職種営業技術
私は社内で「営業技術」と呼ばれる職種についています。日新電機は受注生産の会社なので、決まったものを在庫しているのではなく、打ち合わせを重ねてお客様にとって有益となる電気エネルギーを安全かつ効率よく使うための各種設備・システムを作って納めています。その中で技術面の統括をするのが「営業技術」の役割です。
家庭用の100・200Vの電圧とは異なり、産業用施設は何千、何万Vという高電圧の世界です。そこではさまざまな大きな設備が組み合わさって働いています。例えば、コンデンサといえば普通はプリント基板に乗っている豆粒ほどのものを思い浮かべると思いますが、日新電機で納めているコンデンサは大きいもので3メートル四方もあります。
他にも開閉機器、変圧器、配電盤、変成器、太陽光発電用パワーコンディショナなどいろいろあり、それぞれ別の事業部で製作しています。
お客様の「こんな設備が欲しい」という要望に対し、私たち営業技術が全体の仕様やレイアウトを固めて、各事業部が相当製品の検討・設計・製造・検査を行い、システム全体が出来上がっていきます。
もともと私は人と話すことが好きで、初対面の方とも楽しく話せるという強みを活かせる仕事をしたいと考えていました。営業技術の仕事は外に出てさまざまなお客様と話すことが多く、まさに自分のやりたいことができる仕事でした。また自分の頑張りが案件の受注という形で結果に出るというところもやりがいを感じられるところです。
仕事をするうえで私が大切にしていることに『誠実さ』があります。お客様の要望を形にするうえで確認すべき項目がたくさんありますが、以前細かいところをないがしろにした結果、後工程で不具合が出たことがありました。その経験から、今では仕事をするうえで「誠実さ」を大事に思うようになりました。人と話すことが多い仕事ですが、物怖じせず、誠実に話すことで、お客様や社内から信頼してもらうことができます。
私は就職活動を始める際に、専攻していた電気の知識を活かし、地元から離れて働きたいと考えていました。そこで良い会社がないか、お世話になっている先生に尋ねたところ、薦められた数社の中に日新電機の名前がありました。そこから日新電機に興味を持ち、実際に日新電機で働いている学校のOBからたくさん話を聞けたことで、自分がやりたいことが実現できると思い日新電機への入社を決めました。
外に出かけることが好きで、おいしいものを食べたり、飲み歩きに行ったりすることが趣味です。一緒に飲みに行く相手は会社の同期や同年代の人が多く、同じ拠点の社員だけでなく、別の拠点の人とも飲みに行きます。最近は家でゲームをしたり映画を見て過ごしていることが多いです。
自分が興味を持った会社についてさまざまな人の話を聞いてみることが大切だと思います。会社の情報は求人票や、ホームページから知ることはできますが、より詳しく知るには、実際にその会社を知っている人や、そこで働いている人から話を聞くことが一番役に立ちます。積極的に会社説明会に参加し、会社の人と話してみたり、働いているOBの話を聞いてみたりすることで知識を深め、自分がやりたいことがその会社でできるかどうか考えてみることが良いと思います。
※本インタビュー記事は取材当時のものです。